中部地方の花火大会

熱海海上花火大会とは?見どころと楽しみ方を解説

おーわ
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花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。

日本各地では一年を通じてたくさんの花火が打ち上がりますが、その一つに熱海海上花火大会があります。

そんな熱海海上花火大会を観覧したいと考えている方が、おそらく僕以外に3名ぐらいはいらっしゃるんじゃないかと思います。

本記事では熱海海上花火大会を主に初めて観覧される方向けに、見どころと楽しみ方を解説いたします。

熱海海上花火大会とは

熱海海上花火大会は静岡県熱海市で開催される花火大会で、概要は以下の通りとなります。

開催時期■春季
2025年2月21日 20:20〜20:40
2025年3月23日 20:20〜20:40
2025年4月20日 20:20〜20:40
2025年4月28日 20:20〜20:40
2025年5月31日 20:20〜20:40

■夏期
2025年7月25日 20:15〜20:40
2025年8月5日 20:15〜20:40
2025年8月8日 20:15〜20:40
2025年8月18日 20:15〜20:40
2025年8月25日 20:15〜20:40

■秋季
2025年9月15日 20:20〜20:40
2025年10月13日 20:20〜20:40
2025年11月3日 20:20〜20:40

■冬季
2025年12月7日 20:20〜20:40
場所熱海湾(熱海港7.5m岸壁~海釣り施設)
打ち上げ数夏期:約5,000発
夏期以外:約3,000発
最大号数10号玉(尺玉)
※20号玉(二尺玉)は休止中?
担当煙火店イケブン
有料観覧席なし
無料観覧席あり
公式駐車場なし(※近隣に市営駐車場等あり)
三脚利用可能
Webサイト熱海海上花火大会|熱海市観光協会 公式観光サイト

1952年から始まった歴史のある花火大会で、いわば熱海の名物的な存在となっています。

年間で10回以上開催され、首都圏近郊の花火大会としては数少ない大玉花火(夏季の最終日:最大20号玉、それ以外:最大10号玉)も披露されます。

熱海海上花火大会の見どころ

熱海海上花火大会の見どころは独特な迫力とともに花火が楽しめる点にあります。

本大会のプログラムは基本的に下記の4つで構成されます。

  1. オープニングカウントダウン
  2. デジタルスターマイン
  3. 中規模スターマイン(※季節毎に呼称が異なる)
  4. 大空中ナイアガラ

2019年まではメッセージ花火もありましたが、2025年現在において披露されていません。

オープニングカウントダウンはその名の通りカウントダウンコールとともに始まる花火で、金色の花火(錦冠)が視界を一気に埋め尽くします。

デジタルスターマインではデジタル点火技術を駆使したスピード感あふれる花火が繰り広げられます。

デジタルスターマイン[2020年撮影]

大会を締めを飾る大空中ナイアガラでは銀一色の花火(銀冠)が、会場内を昼間のごとく明るく照らします。

大空中ナイアガラ[2019年撮影]

各プログラムの合間では単打ちや小規模なスターマインが繰り広げられ、10号玉(尺玉)が披露されることも。

メイン会場にあたる熱海親水公園とサンビーチ周辺は山に囲まれたいわゆる「すり鉢」状の地形となっていて、まるでスタジアムにいるかのような音響効果が得られます。

特に尺玉(10号玉)や二尺玉(20号玉)の迫力は圧巻の一言に尽きます。

二尺玉(20号玉)は例年夏季の最終日に打ち上げられますが、2023年9月30日の打ち上げ失敗以降は見合わせとなっています。(再開するかどうかは不明)

他の花火大会ではなかなか味わえない迫力とともに花火を楽しめるのが魅力です。

熱海海上花火大会の観覧場所と選び方

熱海海上花火大会のメイン会場は下記の2箇所となります。

  • 熱海親水公園
  • 熱海サンビーチ

基本的には無料でご覧いただけますが、夏季については熱海親水公園の第二工区に有料観覧席、第三工区に宿泊者専用席が設けられます。

2024年については有料観覧席の設置はございません。

本大会の花火は熱海親水公園の対岸にある堤防から打ち上げられますが、堤防の形状がくの字型となっている関係で、スターマインが綺麗に見える場所は熱海親水公園 第二工区北東寄り〜熱海サンビーチ南西寄りとなります。

黄色網掛けで示したエリアにあるオーシャンビューを兼ね揃えたホテルも

前述の通り、本大会の魅力は独特の迫力とともに花火が楽しめる点にあります。

基本的にはメイン会場にあたる熱海親水公園もしくは熱海サンビーチ、特に熱海親水公園 第二工区北東寄り〜熱海サンビーチの南西側でご覧いただくのがおすすめです。

悪天候(主に高波)の日は打ち上げ場所がナナハン岸壁のみに縮小されることがあります。その場合は熱海親水公園 第一工区と熱海サンビーチがおすすめスポットとなります。

夜景とセットで楽しむ方法もある

熱海海上花火大会の会場周辺にある高台から、夜景とセットで花火をご覧いただけます。

数km離れた高台から望む熱海市街の夜景とデジタルスターマイン

本大会の魅力となっている迫力が大きく薄れるため積極的にはおすすめしませんが、夜景鑑賞の一環で花火をご覧になりたい方は訪れてみても良いかもしれません。

なお、会場外からご覧になる場合は携帯ラジオを持参した上でエフエム熱海湯河原(FM79.6MHz)を視聴しながらご覧いただくと、会場のアナウンスを聞きながらご覧いただけますので参考までに。

まとめ

本記事では熱海海上花火大会を観覧するにあたって押さえておきたい見どころ、観覧スポットなどについて紹介してまいりました。

年10回以上開催され、首都圏近郊では数少ない大玉花火(最大20号玉)をご覧いただけるのに加え、地形による独特の迫力を味わえるのが特徴です。

メイン会場は熱海親水公園と熱海サンビーチに設けられ、特に花火が綺麗に見える熱海親水公園 第二工区北東寄り〜熱海サンビーチの南西側でご覧いただくのがおすすめです。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

この記事を書いた人
おーわ
おーわ
花火鑑賞士(第20期)
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