中部地方の花火大会

河口湖冬花火とは?見どころと楽しみ方を解説

おーわ
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花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。

日本各地では一年を通じてたくさんの花火が打ち上がりますが、その一つに河口湖冬花火があります。

そんな河口湖冬花火を観覧してみたいとお考えの方が、おそらく僕以外に3名ぐらいはいらっしゃるんじゃないかと思います。

本記事では河口湖冬花火を主に初めて観覧される方向けに、見どころと楽しみ方について解説いたします。

河口湖冬花火とは

河口湖冬花火は山梨県富士河口湖町で開催される花火大会で、概要は以下の通りとなります。

開催時期2025年1月25日〜2月23日の土・日曜日(※例年1月下旬~2月中旬の土日および2月23日開催)
場所大池公園(メイン会場)、畳岩、八木崎公園
打ち上げ数非公開
最大号数4号玉
担当煙火店齊木煙火本店
有料観覧席なし
無料観覧席あり
公式駐車場あり
三脚利用可能
Webサイト河口湖冬花火 | 富士河口湖 総合観光情報サイト

例年1月〜2月の週末および富士山の日(2/23)に開催される、河口湖界隈における冬の風物詩的なイベントとなっています。

大きさは最大4号玉、打ち上げ場所は3ヶ所(大池公園、畳岩、八木崎公園)となります。

河口湖冬花火の見どころ

河口湖冬花火の魅力は多彩なスポットから色彩豊かな花火を楽しめる点にあります。

本大会の花火プログラムは単打ちを中心に、所々にスターマインを交える構成となっています。

一見すると地味な構成にも思えるかもしれませんが、パステルカラーや虹色といった色彩豊かな花火が繰り広げられるのが特徴となっています。

フィナーレでは小型煙火を活用したスターマインが披露されます。

フィナーレのスターマインにも特徴があり、土曜日開催の場合は錦冠、それ以外の場合は銀冠が主体となるようです。

本大会のメイン会場は大池公園に設けられますが、周辺が開けているがゆえに河口湖畔の広範囲から楽しめるのもポイントとして挙げられます。

さらに気象条件が整えば、冠雪した富士山と花火のコラボレーションが楽しめることも。(詳細は後述)

色彩豊かな花火を多彩なパターンで楽しめるのが魅力です。

河口湖冬花火の観覧スポット

河口湖冬花火における主要な観覧スポットは以下の4ヶ所となります。

  • 大池公園周辺
  • 船津浜周辺
  • 産屋ヶ崎周辺
  • 河口湖円形ホール周辺

先述のように河口湖冬花火の打ち上げ場所は3ヶ所ありますが、メインとなるのは大池公園で、畳岩と八木崎公園はピンポイントでの打ち上げとなります。

そのため、観覧場所を選ぶにあたっては大池公園を軸に考えると良いでしょう。

地形の関係で3ヶ所すべての花火がすっきり見える場所は多くないですが、上記で挙げたポイントからは少なくとも大池公園+1ヶ所の花火を綺麗に楽しめます。

大池公園周辺

本大会のメイン会場にあたるスポット。

大池公園から打ち上がる花火を最短距離で楽しめる他、畳岩から打ち上がる花火もご覧いただけます。

八木崎公園から打ち上がる花火はちょうど背後となるため、同時観覧は困難です。

大池公園周辺に駐車場が整備されているため車でのアクセスが最もしやすいですが、公共交通機関でのアクセスも可能です。(富士山麓電気鉄道 河口湖駅から徒歩20分程度)

花火を存分に楽しみたい方におすすめですが、開催時期が冬季がゆえに煙によって花火が見えづらくなりやすい点には注意が必要です。

船津浜周辺

河口湖観光における拠点となるスポット。

畳岩から打ち上がる花火を最大限の迫力で楽しめるかつ、大池公園から打ち上がる花火を綺麗な形でご覧いただけます。

距離は1.5kmほど離れますが、八木崎公園から打ち上がる花火もご覧いただけます。

船津浜から望む大池公園の花火と八木崎公園の花火

駐車場直結のスポットのため車でのアクセスが容易な他、本大会がご覧いただける場所の中では公共交通機関でのアクセスが最もしやすい(富士山麓電気鉄道 河口湖駅から徒歩15分程度)のが嬉しいところ。

メインとなる大池公園からはやや距離がありますが、開催当日に北寄りの風が吹いた日におすすめのスポットです。

産屋ヶ崎周辺

河口湖畔における富士山が望める有名スポットの一つ。

主に大池公園と畳岩の花火をご覧いただけます。

八木崎公園から打ち上がる花火はギリギリ見える程度となります。

基本的には車でのアクセスが推奨されますが、隣接する駐車場は駐車可能台数があまり多くない点には注意が必要です。

公共交通機関でも本スポットに到達は可能(最寄りは富士急バス 産屋ヶ崎バス停)ですが、河口湖駅へ向かう最終バス時刻が20:22発のため個人的にはあまりおすすめしません。

花火までの距離がやや離れている(メインの大池公園まで約700m)ため迫力はやや薄れますが、富士山と花火のコラボレーションをご覧になりたい方におすすめです。

河口湖円形ホール周辺

産屋ヶ崎と同じく、富士山を望めるスポットの一つ。

主に大池公園と八木崎公園から披露される花火をご覧いただけます。

畳岩の花火も立ち位置によってはご覧いただけます。

各打ち上げ場所から距離がある(メインの大池公園から約1.8km、最も近い八木崎公園でも約1.5km)ため花火の迫力は味わえませんが、富士山とのコラボレーションを望みたい方におすすめのスポットの一つです。

河口湖冬花火と富士山のコラボレーションを楽しむコツ

河口湖冬花火は冠雪した富士山とのコラボレーションが楽しめます。

ただし行けば100%楽しめるわけではなく、以下の条件を満たしてる必要があります。

  • 富士山と花火が同時に見えるロケーションにいる
  • 気象条件(雲量、月齢、風)が整っている

まず、富士山と花火が同時に見えるスポットに赴く必要がありますが、この条件を満たせるのは河口湖北岸となります。(先述で紹介した観覧スポットでは産屋ヶ崎周辺と河口湖円形ホール周辺がこれに該当)

続いて、気象条件についてはおおむね以下を満たしているのが理想です。

天候富士山の周辺に雲が少ない
満月に近いかつ打ち上げ時間に出ている
北寄りの風かつ適度な風量(1〜2m程度)がある

まずは富士山の周辺(特に北側)に雲がかかっていないことが大前提となります。(ここ、テストに出ますw)

たとえ河口湖周辺が晴れていたとしても、富士山の周辺に雲が集中している場合は花火とのコラボレーションは実現しません。

富士山周辺にのみピンポイントで雲が出てコラボが実現しないことも…

当日の雲の流れはGPV(PC利用者向け)やSCW(スマートフォン利用者向け)などを活用しチェックすると良いでしょう。

次に富士山が肉眼で見られる必要がありますが、この役割を担うのが月明かりです。

月明かりは太陽光よりも光量が少ないですが、満月に程近い日であれば肉眼でも十分に富士山を確認できるレベルになります。

加えて、花火の打ち上がる時間に月が出ている必要がありますが、太陽と異なり出入りの時間が日によって大きく変わるため注意が必要です。

天候次第にはなりますが、2026年の河口湖冬花火における富士山と花火のコラボレーションを楽しめるチャンスは1月31日〜2月1日となります。

さらにもう一つ、花火が綺麗に見えるかどうかは風の状態に左右されます。

先述のように富士山とのコラボレーションを拝むにあたっては北岸からの撮影となるため、北寄りの風が適度に吹いているのが理想です。(時期的に北寄りの風が吹きやすいですが、このあたりは当日の運ゲーになってきます)

とりあえずのところ、北寄りの風が吹いている満月がよく見える夜に河口湖の北岸へ赴けば高い確率で冠雪した富士山と花火のコラボレーションが楽しめると思っていただければよろしいかと思います。(雑w

おわりに

本記事では河口湖冬花火の見どころや観覧席などについて紹介してまいりました。

最大で4号玉と小規模ながら質の高い花火が見られるのに加え、気象条件次第では富士山とのコラボレーションまで楽しめる、なかなかに魅力あふれる花火大会となっています。

河口湖畔の広範囲から花火を楽しめますが、打ち上げ場所のメインとなる大池公園を軸に観覧スポットを選ぶと良いでしょう。

富士山と花火のコラボレーションを楽しみたい方はよく晴れた満月の見える夜に、河口湖北岸でご覧いただくことをおすすめいたします。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

この記事を書いた人
おーわ
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花火鑑賞士(第20期)
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