神明の花火とは?見どころと楽しみ方を解説

花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。
日本各地では一年を通じてたくさんの花火が打ち上がりますが、その一つに神明の花火があります。
そんな神明の花火を観覧してみたいと考えている方が、おそらく僕以外に3名ぐらいはいらっしゃるんじゃないかと思います。
本記事では神明の花火を主に初めて観覧される方向けに、見どころと楽しみ方について解説いたします。
神明の花火とは
神明の花火は山梨県西八代郡市川三郷町で開催される花火大会で、概要は以下の通りとなります。
開催時期 | 2025年8月7日(※例年8月7日開催) |
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場所 | 笛吹川河畔(三郡橋下流) |
打ち上げ数 | 約20,000発(※2024年時点) |
最大号数 | 10号玉(尺玉) |
担当煙火店 | 齊木煙火本店、マルゴー |
有料観覧席 | あり |
無料観覧席 | あり |
公式駐車場 | あり |
三脚利用 | 可能 |
Webサイト | 神明の花火トップページ|市川三郷町 |
非常に歴史ある花火大会で、武田氏時代の「のろし」に始まるとされています。
江戸時代の元禄・享保(1688~1736年)頃から盛んになり、当時は日本三大花火の一つにも数えらるほどだったそうです。
その後、いったん途切れた神明の花火でしたが、1989年(平成元年)8月7日に山梨県下最大の花火大会として復活を果たします。
2020年〜2021年にかけては新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響により、通常形態での開催は取り止めに。(2021年冬にシークレット形式で実施)
2022年は3年ぶりに通常規模で開催となり、有料観覧席が富士川大橋側に拡張されました。
打ち上げ数はおよそ20,000発、最大10号玉(尺玉)と、中部地方でも屈指の規模を誇る大会となっています。
神明の花火の見どころ
神明の花火の見どころは色彩豊かな美しい花火を大迫力の環境で堪能できる点にあります。
本大会はスターマインを中心としたプログラム構成となっていて、大型のプログラムも複数用意されています。
特に視界を埋め尽くすほどにワイドな花火が繰り広げられるグランドフィナーレは圧巻の一言に尽きます。


全編にわたり、虹色やパステルカラーなどの色彩豊かな花火をご覧いただけます。
さらにメイン会場から花火打ち上げ場所までの距離が非常に近く、会場の前後に山があるのと相まって凄まじい迫力の中で楽しめるのも特徴として挙げられます。
第35回大会(2023年)までは二尺玉の打ち上げもあり、とてつもない迫力に加えて頭上に降り注ぐような感覚を同時に味わえました。
かつての日本三大花火大会の名に恥じない、全国屈指の美しい花火を大迫力の環境下で体感できるのが本大会の魅力です。
神明の花火の観覧席概要と選び方
神明の花火では有料観覧席と無料観覧席が設けられます。

有料観覧席はすべて指定席となっているため、場所取りの手間を省けるのが最大のメリットとして挙げられます。
2023年からは階段席の最上段はカメラマン席(1枚あたり2区画)となり、三脚を用いた写真・動画撮影がよりしやすい環境になりました。
有料観覧席のうち花火が綺麗に見えるのは階段席のC〜Fブロックに相当する箇所になりますが、チケット購入時にご自身でブロックを指定することはできません。
特に富士川大橋寄りの席はスターマインの見栄えが無料観覧席の一部に劣るため、見え方にこだわる方は少々注意が必要です。
また、非常に人気の高い花火大会がゆえに、チケットの入手難易度がやや高い点のも特筆すべき点として挙げられます。
無料観覧席は有料観覧席の両サイドに設けられ、特に三郡橋側の有料観覧席寄りであればスターマインがそれなりに綺麗な形でご覧いただけます。
ただし、場所取りの解禁が例年8月1日の早朝となっているため、正直なところ近隣にお住まいの方以外が良席を確保するのは至難の業です。(最もそれを前提に設定している節はありますがw)
基本的には最大限の迫力が味わえるメイン会場での観覧がおすすめで、場所取りの手間を省ける有料観覧席が個人的におすすめでしょうか。
まとめ
本記事では神明の花火の魅力やおすすめ観覧スポットについて紹介してまいりました。
かつては日本三大花火大会の一つにも数えられ、色彩豊かな美しい花火を大迫力の環境で堪能できるのが魅力となっています。
メイン会場内には有料観覧席と無料観覧席が設けられ、基本的には前者でご覧いただくのが個人的におすすめでしょうか。(後者でもスターマインが綺麗に見える場所はありますが、場所取りの解禁日の関係で地元住民の方以外は非推奨)
最後までご覧いただき、ありがとうございます。