関東地方の花火大会

横浜スパークリングトワイライトとは?見どころと楽しみ方を解説

おーわ
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花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。

日本各地では一年間を通じてどこかしらで花火が打ち上がりますが、その一つに横浜スパークリングトワイライトがあります。

さて、そんな横浜スパークリングトワイライトを観覧してみたいと考えている方が、おそらく僕以外に3名ぐらいはいらっしゃるんじゃないかと思います。

本記事では横浜スパークリングトワイライトを主に初めて観覧される方向けに、大会の見どころと楽しみ方を解説いたします。

横浜スパークリングトワイライトとは?

横浜スパークリングトワイライトは神奈川県横浜市で開催される花火大会で、概要はざっくり以下の通りとなります。

2024年10月12日から打ち上げ開始が19:00となります。また、2025年1月1日については除夜の汽笛が行われた後の打ち上げとなります。

開催時期2025年1月1日 0:00〜0:03 
2025年1月18日 19:00〜19:05
2025年1月25日 19:00〜19:05
2025年2月1日 19:00〜19:05
2025年2月8日 19:00〜19:05
2025年2月22日 19:00〜19:05
2025年3月1日 19:00〜19:05
2025年3月29日 19:00〜19:05
場所2025年1月1日 大さん橋、新港ふ頭
2025年1月18日 山下ふ頭
2025年1月25日 大さん橋
2025年2月1日 山下ふ頭
2025年2月8日 山下ふ頭
2025年2月22日 新港ふ頭
2025年3月1日 大さん橋
2025年3月29日 新港ふ頭
打ち上げ数約150発/回
最大号数新港ふ頭:4号玉
大桟橋:3号玉
山下ふ頭:4号玉
担当煙火店ヤマダ
有料観覧席なし
無料観覧席あり
公式駐車場なし
三脚利用可能
Webサイト横浜スパークリングトワイライト

2012年から始まった花火イベントですが、2019年以前(第1期)と2020年〜2022年(第2期)、2023年以降(第3期)で性格や規模が大きく異なります。

第1期、第2期といった呼称は、本サイト独自の分類として設定しているものです。

現在は年間27日程度(月換算で1〜2回程度)の開催で、打ち上げ数は約5分間でおよそ150発/回となっています。

大きさについては打ち上げ場所によって異なり、新港ふ頭および山下ふ頭からの打ち上げの場合は最大4号玉、大桟橋から打ち上げの場合は最大3号玉となります。

横浜スパークリングトワイライト(第1期)[2012年〜2019年]

海、陸を舞台とした総合的なイベントとして開催され、花火をはじめパレードやステージパフォーマンスなど多彩な催しが行われていました。

山下公園の海上からの花火打ち上げは2008年以前にも行われていたようです。

開催期間は2日間で、2012年は8月中旬、2013年は9月上旬と開催時期が定まっていませんでしたが、2014年からは7月第三週の土日開催で固定化されました。

当時は山下公園の海上から、およそ30分間で3,000発(最大号数は7号玉ぐらい?)の花火が披露されていました。

横浜の7月を飾るイベントとして開催されてきましたが、2019年を最後に本形態での開催は幕を下ろしました。

ハンマーヘッド開業記念花火[2019年12月末]

2019年12月24日〜30日にかけて、新港ふ頭客船ターミナルを中核とする複合施設「横浜ハンマーヘッド」の開業を記念する花火が行われました。

打ち上げは横浜ハンマーヘッドにほど近い新港ふ頭で実施され、期間中は最大4号玉を含む花火が約5分間に渡って繰り広げられました。(詳細な打ち上げ数は不明ですが推定100〜200発程度だったと見られます)

本イベントとは直接の関係はないですが、2020年以降は新港ふ頭からの花火打ち上げが頻繁に行われるようになりました。

横浜スパークリングナイト(第2期)[2020年〜2022年]

新型コロナウィルス(COVID-19)の流行における医療従事者への感謝ならびに事業者の経済後押しなどを目的に、2020年から2022年の秋〜冬に「横浜スパークリングナイト」の名称で花火の打ち上げが行われました。

開催当時、「横浜スパークリングナイト」の名称は非公表でした。

当初は新港ふ頭での打ち上げが主でしたが、後に大桟橋や山下ふ頭も打ち上げ場所として追加されました。(日によっては複数箇所からの同時打ち上げも)

感染の拡大を防止する観点から、打ち上げ場所と日時は非公表(いわゆるシークレット形式)での開催となりました。

横浜スパークリングトワイライト(第3期)[2023年〜現在]

新型コロナウィルス(COVID-19)の5類化に伴い、2023年からは開催日時と打ち上げ場所を公表した上で正式な花火イベントに昇格。

名称については2019年まで開催されていた「横浜スパークリングトワイライト」が引き継がれました。

2024年3月からは年間を通じての開催となり、開催数も年27日程度(平均1〜2回/月)と大幅に増加し、横浜ベイエリア周辺で開催される各種イベントと連動した花火も。

なお、国際園芸博覧会「GREEN × EXPO 2027」開催を契機として、花や緑あふれる横浜の観光
を演出し、新たな魅力としてブランディングを図る目的で、2025年4月より「横浜ナイトフラワーズ」に名称変更される予定です。

横浜スパークリングトワイライトの打ち上げ場所

横浜スパークリングトワイライトの花火打ち上げ場所は以下の3ヶ所となります。

  • 新港ふ頭
  • 大桟橋
  • 山下ふ頭

基本的には3ヶ所のうちいずれか1ヶ所からの打ち上げとなりますが、特定の日(元旦など)には複数箇所から同時に披露される場合もあります。

新港ふ頭での打ち上げ比率が多く、次いで大さん橋、山下ふ頭の順となっています。(2024年度時点)

開催日によって打ち上げ場所が異なるため、公式サイトもしくは上記の表を参照していただければと思います。

横浜スパークリングトワイライトの見どころ

横浜スパークリングトワイライトの見どころはみなとみらい地区の美しい景色とともに多彩なパターンで花火を楽しめる点にあります。

本大会が開催されるのは横浜市の中心部に程近いみなとみらい地区で、国土交通省が選ぶ都市景観100選にも選出されています。

そんな美しい都市景観に花火が加わるだけでも十二分に素晴らしいのですが、花火打ち上げ場所と打ち上げ方が複数(前述参照)あり、観覧スポットも多彩(後述参照)にあります。

さらに、期間中は複数回にわたって開催されるため、毎回のように視点を変えて楽しめるのも面白いところ。

美しい都市景観と花火のコラボレーションを、多彩なパターンで楽しめるのが本大会の魅力です。

横浜スパークリングトワイライトが見える主なスポット

横浜スパークリングトワイライトでは特定の観覧会場は設けられないため、各々が好きな場所からご覧いただく形となります。

花火が楽しめる主なスポットはざっくり以下の通り。

  • ハンマーヘッドパーク
  • MARINE & WALK YOKOHAMA周辺
  • カップヌードルミュージアムパーク周辺
  • ぷかり桟橋周辺
  • 大桟橋
  • 山下公園

上記で挙げた場所以外にも観覧できるスポットが複数あるため、ぜひご自身でお気に入りの場所を探してみてください。

ハンマーヘッドパーク

横浜ハンマーヘッドの北側に隣接するスポット。

新港ふ頭から打ち上がる花火を間近に据えられます。

ハンマーヘッドパークからの様子[2019年撮影]

新港ふ頭で披露される花火の迫力を最大限に味わいたい方におすすめのスポットです。

距離は少し離れますが、大桟橋や山下ふ頭で打ち上がる花火もご覧いただけると思われます。

MARINE & WALK YOKOHAMA周辺

横浜ハンマーヘッドの南東側に位置するスポット。

新港ふ頭から打ち上がる花火をおおむね綺麗な形でご覧いただけます。

先ほど紹介したハンマーヘッドパークと比べると迫力は若干落ちますが、場所がそれなりに広く、ゆったり楽しみたい方におすすめです。

未確認ですが、右手に海上保安庁関連の建屋が近接するため、大桟橋や山下ふ頭の花火はご覧いただけない(見えてもわずか)と思われます。

カップヌードルミュージアムパーク周辺

横浜ハンマーヘッドのおおよそ西側に位置するスポット。

新港ふ頭から打ち上がる花火をおおむね綺麗な形でご覧いただけます。

先に紹介したMARINE & WALK YOKOHAMA周辺と似たような位置付けの場所ですが、豪華客船の停泊が重なった場合は、両者のコラボレーションが拝めるのがポイントです。

花火をゆったり楽しみたい方、豪華客船とのコラボレーションをご覧になりたい方におすすめです。

客船の入港スケジュールは横浜市のホームページでご覧いただけます。

ぷかり桟橋周辺

カップヌードルミュージアムパークのおおよそ西側に位置するスポット。

新港ふ頭から打ち上がる花火とぷかり桟橋やベイブリッジといった横浜らしい建造物とセットでご覧いただけます。

付近の展望スポットからは新港ふ頭だけでなく大桟橋(山下ふ頭も?)から打ち上がる花火も一挙にご覧いただけるようです。

どの花火も距離があるかつスターマインが綺麗に見えづらいのが難点ですが、港湾の景観とのコラボレーションや複数箇所からの同時打ち上げを楽しみたい方におすすめです。

大桟橋屋上広場(くじらのせなか)

言わずと知れた横浜みなとみらい地区屈指の景観スポット。

特に大桟橋から打ち上がる花火を間近に据えられるのが特徴として挙げられます。

ただし、打ち上げ場所が桟橋よりも低い場所に位置するため、小型煙火の一部が見切れてしまうのが辛いところ…。

さらに、本スポットはみなとみらい地区を俯瞰できる場所に位置しているため、大桟橋だけでなく新港ふ頭や山下ふ頭から打ち上がる花火についてもご覧いただけます。

大桟橋から打ち上がる花火を最短距離で味わいたい方、みなとみらい地区らしい夜景とセットで新港ふ頭ならびに山下ふ頭から打ち上がる花火を楽しみたい方におすすめです。

大桟橋から打ち上げが行われる日については北側の一部区画が立入禁止となります。

山下公園

横浜で最も有名な公園も本イベントの花火が楽しめるスポットとなっています。

山下ふ頭から打ち上げられる花火に比較的近く、特に公園の西側からはライトアップされた氷川丸やベイブリッジとセットでご覧いただけます。

また、大桟橋から花火が打ち上がる日と桟橋東側に客船が入港するタイミングが重なった際は、両者のコラボレーションがお楽しみいただけます。

山下公園らしい景観とセットで山下ふ頭から打ち上がる花火を楽しみたい方におすすめです。

まとめ

本記事では横浜スパークリングトワイライトの魅力やおすすめ観覧スポットについて紹介してまいりました。

年間を通じて開催(月1〜2回程度)されるかつみなとみらい地区の美しい景観とともに花火を楽しめるのが魅力となっています。

期間中は複数回にわたって開催されるのに加え、花火を楽しめるスポットが多数あるため、お気に入りのスポットを見つけつつ楽しんでみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

この記事を書いた人
おーわ
おーわ
花火鑑賞士(第20期)
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